ヨーロッパでコロナ感染が再び広がっています

フランスで今年の春に続いて再び外出が原則禁止されることになりました。テレビ演説を行ったマクロン大統領は

 

感染対策のため30日の午前0時から少なくとも12月1日までの1ヶ月あまり原則として外出を禁止する

 

と発表しました。

 

外出は生活必需品の購入などに限られ、外出する際は理由を証明する書面が必要です。飲食店が閉鎖され、企業に対しては出来る限り在宅勤務をするよう求めています。外出を原則禁じる措置は今年の春に続いて二度目です。

 

ドイツでも飲食店の他、映画館などの娯楽施設が閉鎖されることになりました。

 

ヨーロッパで再び感染が拡大していることを受けて、各国は厳しい対策の再導入を迫られています。

 

ヨーロッパがコロナ拡大の第2波に襲われています。フランスは再びロックダウン、スペインは2回目の非常事態宣言、ドイツはレストランや娯楽施設を閉鎖する生活制限を設けました。感染者数の推移をグラフで見ていきますと、第一波は4月でした。この時は、各国がロックダウンなどの厳しい措置をとって押さえ込みに成功したと見られていました。

 

しかし、今月に入って新規患者数が一気に激増しました。

 

ヨーロッパの第二波の要因は寒さによる換気不足

ヨーロッパの第二波の要因の一つとして挙げられているのが寒さです。気温が下がりますと屋内にとどまる時間が増えて窓を閉め切って換気しにくいことが指摘されているんです。

 

 

日本でもこれから寒さが厳しくなりますので、寒さをちょっと我慢して窓を開けるなど冬ならではのコロナ対策が必要になりそうです。日本国内の新型コロナ対策を話し合う政府の分科会が開かれ換気をするのが困難な寒い地域での対応が課題だと指摘しました。「換気の悪い所で生活したり活動するということが増えてきている」「換気の悪い場所でどういうふうに対応していくのか」といった相談を受けてるところであります。

 

北海道や東北などでクラスター10月以降微増傾向

文化会は全国の感染者数について北海道や東北などでクラスターが発生していて10月以降微増傾向が続いていると分析しましたまた。クラスターは都市部の歓楽街に加え、会食や職場など多様化しているとしています。また北海道や東北など寒さが厳しい地域では、窓を閉め切って換気が悪くなったり乾燥することによる影響など、現地調査なども含め対応を検討するとしています。

 

換気もそうですし、乾燥でウイルスを含むエアロゾルが飛び散りやすいことも先日のスパコンの計算でやってましたよね。換気と加湿がこの冬はいつもよりも重要そうです。

 

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